アクセシビリティモードのリンク
つい最近に気がついたのですが、ワードプレスでウィジェットの編集をしていると、右上に「アクセシビリティモードを有効にする」というリンクがあることに気がつきました。
ワードプレスのバージョンは 5.1.1 ですが、「いつからこのリンクがあったのかな?」と思うくらい、気にも止めていませんでした。。
「有効にする」ということですから、今現在は「無効」になっている状態ですね。
無効の状態がこちらです。
これを有効にするとどうなるか。「アクセシビリティモードを有効にする」のリンクをクリックしてみると・・・
利用出来るウィジェットには「追加」ボタンが付き、すでに利用しているウィジェットには「編集」ボンタが付きます。
「あ~なるほどね!」
要するに操作性が変わるわけですね。
視覚的にマウス操作でドラック&ドロッップとかで操作するか、タブキーでフォーカスを移動してキーボード操作を優先するか、といった感じでしょうか。
どちらが操作性が良いかはユーザーによると思いますが、アクセシビリティモードの有効/無効というのは、単に二通りの操作性を選べるといったものでは無いようです。
アクセシビリティとは?
そもそも、アクセシビリティとはなんぞや?と調べると・・・
アクセスのしやすさのこと。情報やサービスなどがどれくらい利用しやすいか、とくに障害者や高齢者などが不自由なく利用可能かどうかの度合いを示すものである。より多くの人々が利用できる環境を、「アクセシビリティが高い」などと表現する。
日本大百科全書(ニッポニカ)
アクセシビリティモードの有効/無効の意味とは?
「そうか。なるほどね。」と。
例えば、視覚障害の方がウィジェットの操作をする場合、マウスでドラッグ&ドロップといった操作は非常に困難なわけですよね。
そこで、先程のようにウィジェットの「追加」ボタンや「編集」ボタンが付いたことで、Tabキーなどでフォーカスを移動し、更に音声案内ソフトなどで読み上げることが可能になって編集操作が容易になってくるのです。
なんとなくですが、アクセシビリティモードの有効/無効の意味がわかったような気がしませんか?
こういった事まで考慮していくわけですから、ワードプレスの開発側の方たちの苦労や努力が並大抵のことでは無いと感じましたね。