【賢威からSYNオウンド】 ボックスの引き継ぎ

【賢威からSYNオウンド】 ボックスの引き継ぎ

【執筆時の環境】
賢威8 バージョン: 8.0.1.12
SYNバージョン:0.2.0
ワードプレス バージョン :6.9

WordPressテーマを「賢威8」から「SYN(シン)」へ変更した際、避けて通れないのがデザインの崩れです。その一つに賢威8で多用していた「装飾ボックス」があります。

これがSYNにテーマを変えると、スタイルシートやショートコードの仕様が異なるため、ただのテキストだけの表示になってしまいます。


この記事では、私が実際に行った「一時的な応急処置」と「最終的な解決策」を解説します。

なぜ表示が崩れるのか?(コードの比較)

賢威8とSYNでは、ボックスを構成するHTMLコード(クラス名)が全く異なります。

■ 賢威8のコード: divタグを多用した複雑な構造

<div class="box_style box_style_blue">
<div class="box_inner">
<div class="box_style_title"><span class="box_style_title_inner">タイトル</span></div>
<p><span>テキスト</span></p>
</div>
</div>

■SYNのコード: dl(定義リスト)タグを使用したシンプルな構造

<dl class="synx-block-dl is-style-outline is-color03">
<dt class="synx-block-dl__dt">タイトル</dt>
<dd class="synx-block-dl__dd">テキスト</dd>
</dl>

このように記述ルールが違うため、賢威8のコードをSYNが読み取っても「装飾ルール(CSS)」が見つからず、デザインが適用されないのです。

【応急処置】賢威8のデザインをSYNに移植する

記事数が多い場合、すべてのボックスをすぐに書き換えるのは困難です。そこで私は、「賢威8のボックスデザインだけをSYNに持ってくるという方法を試しました。

手順

(1) 賢威8の base.css から、装飾ボックスに関する記述をコピー。

(2) CSSのフォントサイズを変更
このままではSYNで表示するとフォントが大きくなってしまいます。

そのため、コピーしたCSS内の全てのフォント指定を変更しました

font-size: 1.8rem; を font-size: 1.4rem;
font-size: 1.4rem; を font-size: 1.2rem;

(3) そして、コピーしてフォントサイズを変更したCSSを、SYNの [外観] > [カスタマイズ] > [追加CSS](またはカスタムCSS設定)に貼り付け。

この方法のメリット:

過去記事の表示が一瞬で元に戻る。

SYN標準のボックスと併用することで、デザインのバリエーションが増える。

とりあえず、これで応急処置としました。

【最終的な解決策】手動でSYNのコードへ書き換え

とりあえず、応急処置でも表示は維持できましたが、私は最終的にすべてのコードをSYN標準のものへ書き換えることにしました。

なぜ「追加CSS」のままにしなかったのか?

まず、思ったのは
①「コードの肥大化」
カスタムCSSが増えると、サイトの読み込み速度に影響するのではないか?ということ

②「管理の複雑化」 将来的にSYNをアップデートした際、古いコードが干渉するリスクを避けたかった。

ということです。

そのようなことで、全てSYNのボックスに書き換えることにしました

移行のステップ

まず、プラグイン『Search Regex』を使い、サイト内にどれだけ賢威8のボックスコードが残っているか検索。

ヒットした件数を確認すると、このサイトには32件ありました

「この件数なら手動で行ける」と判断し、一つずつSYNのボックスブロックへ差し替えました

補足

「カスタムCSSにコードを増やすのはどうなのか?」という点ですが、数十行から数百行程度であれば、検索順位に直接的な悪影響はないようです。 ただし、Googleは「使用していないCSS(未使用のJavaScript/CSS)」の削減を推奨しています。サイトの健全性を保つという意味では、今回のように「最終的に不要なコードは削除する」という判断は非常に正しい選択だったといえます。

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